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これは、嘘なんです SRWNovel

これは、嘘なんです

3月31日。特にそれといった敵が来る様子もなく、フリーデンは通常の航行を続けていた。 「そういえば戦前って、4月1日は嘘をついても許される日だったらしいわよ」 「平和な時代ならでは、ですね」 「……不潔だわ」 「飽くまで他愛のない嘘なら、だ」 ブリッジクルーたちはレーダーや視界に気を配りつつも雑談をする。 「でも、折角だから男連中でも騙そうかな。特にウィッツとか単純だし! ガロードはティファに譲ってあげる」 「えっ……?」 隅の方で大人しくしていたティファだが、急に話を振られてびくりとなる。 「余計なことを教えるな」 「女の子なんだもの。可愛い嘘の1つでも言えるようにならないと」 「……私は、[…]
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