「それにしても熱い告白劇だったわねー。まさに青春って感じ?」 「なんか半分ヤケになってたけどね。男連中皆」 ゲイナーのとった、プラネッタの“相手の思考を読む”というオーバースキルへの対抗策は、その能力を逆手に取った搭乗者への精神攻撃であった。 ただし、その内容は極めて平和的とも言えた。 何しろ同級生のサラ・コダマへの恋慕の想いを強く熱く叫ぶという、ただそれだけなのだから。 しかしこの手の話が身の毛がよだつほど嫌いな搭乗者のカシマルには恐るべき威力を発揮してしまったのである。 更にゲインたちが煽りガロード、レントンの告白が続くこととなり、作戦は無事に成功した。 凍土の地・シベリアを糖度の地に変え[…]