ヒーロー戦記

War in the flask? SRWNovel

War in the flask?

「『名前:ハロ。サイズ:普通。口癖:ハロ、ゲンキ』って個性のない奴だな!」 依頼主から預かった書類を振り、毒づく。 バーナード・ワイズマン――愛称バーニィ――は探偵、もっと正確に言うならばその助手である。 探偵といっても仕事は地味で、ペット探しや浮気調査が主流だ。ちなみに今回はペットロボットの捜索依頼である。 しつけ次第で如何様にもなるハロがここまで無個性なのは飼い主に放置されていたからなのか、そういう風に育てたのか。 行方不明でわざわざ探偵に探させるのだから後者だろうが。 バーニィは不機嫌だった。その理由は多々あるが、強いて一番を決めるなら。 Dashing through the snow[…]
世界は小さく果てしなく SRWNovel

世界は小さく果てしなく

つまらぬ情けをかけられた。 世界は変わらなければならない。我々のような選ばれた者によって。 ニュータイプや仮面ライダー、ウルトラ族という力があれば理解できそうなもの。 このままでは、未来などない。あの甘い連中に世界の未来が背負えるものか。 あの様子ではそれよりも、別の真実の方が重いかもしれないが。 そして気付いた。アポロン総統も、紛れもなく“ゼウス”であることに。 計画が立ち上がった時は違った。 情け深く、しかし時に冷酷に謀略も粛清も躊躇わぬ姿勢。 そこに私情の介入する余地はなく、崇高と言えた。 事故で行方不明になった時は流石にどうなるかと思ったが、更なる力を得て戻ってきた。 ゼウスの力量も行[…]
真実の翼 SRWPict

真実の翼

波多野にくま描け×100って言われたことあるので…… 変なくまさんだけど、いーかなー? ヒロ戦やってないとイミフだよ相方。 ヴィレ姉やイングラムと一緒に描くより一人の方がなんかかっこいいのは気のせいですか?  […]
多重の幻影 SRWNovel

多重の幻影

「何しろ手加減などしたことがありませんから……うっかり、加減を間違えるかもしれませんが、宜しいですね、陛下?」 ゼウスのメンバーはネオ・アクシズの喉下まで迫ってきている。 このままではプロジェクト・オリュンポスに支障が出るのは明白だ。 部下には任せて置けぬ、と幹部であるシロッコが自ら出撃する旨を伝えた。 アポロンは仮面の奥でこの男を鋭く見ていた。 ゼウスのメンバーを決して殺すな、とアポロンは部下に命じている。 部下たちは、洗脳するか改造するかだろう、と各々自分なりの理由をつけてそれをしようと尽力していた。 しかし、アポロンがそれを命じた理由を知れば、誰もそれに従おうとはしないに違いない。 そう[…]
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