◆そだてやの血
「行きやがれ、相棒!」
俺はポケモンブリーダーだ。
ポケモンが好きだし交換が好き。
そして俺の一番好きなポケモンたちを最高にカッコよく活躍させたい奴。
リーグ優勝なんて出来て当たり前だ。図鑑を完成させたいしその中で自分の一番のポケモンを決めたい。
ただ俺の相棒はこのポカブなんだろうな、と思う。
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昔は結構イラついてた。
捨てられた、とかはどうでもいい。
ポケモンブリーダー同士で結婚した育て屋夫婦に拾われたが、とても愛情は注がれた。
だけどポケモンが好きなのにエサをやるたびに悪態をつくし、ビビりながらも俺のことが大好きなのがわかるので、そういう態度を取る自分にイライラする。
鏡を見るたびに黒なのか蒼なのかわからないけれど、明確に血の光が灯った瞳をみるのが何よりイラつく。
要するに拾われるだけの理由があったってことでこの瞳はその印、だけど負けたくない。
なのでイライラしつつも頑張って、両親は俺が旅に出たいと言った時色々考えてポカブを持たせてくれた。
レベル100のエンブオーをボックス1の先頭に入れつつ、色々考えているし交換が好きでバトルが好き。
よく連絡をしてくるが心配は無用だ。ちゃんとポケモンに優しく出来ている。
どこかの町で育て屋をつくって招く、それが俺の親孝行。
俺を拾った時結婚したばかりだった育て屋夫婦には本当の子供が生まれたが、俺も彼らの子であることにかわりはない。
ただ鏡を見るのだけは嫌だ。俺はそんな呪いに囚われたくはないが、心の安息は大事だ。
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旅を続け、ポケモン牧場の娘であるエメラルドの瞳を持つ黒髪の女性と婚約した。
真面目で優しい少し年下の彼女と結婚式をあげて両親と妹を招く日を意識しつつ、あまり気にしていない。
「行くぜ、お前ら!」
突撃するメリープの群れ、統率する黄昏のルガルガン。
そこらで寝ている草タイプ中心だけど鋼や悪も割といるポケモンたち、全部俺が育てた奴だ。
この牧場には色々なポケモンがいて、ここの牧場主を俺の相棒にする。
それで誰かが気が向いたら遊びにきてくれるような日々が続けばいいんじゃないかな。
あと多分鏡も怖くなくなる。
俺も彼女と同じ黒髪だし、きっと彼女にはこの瞳がルビーやサファイアに見えるだろうから。
「ありがとうな、親父」
俺にこの血を与え呪いだけは解いた誰かへの、届かない感謝を口にした。
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スマブラ関係あるかと言われればあるんです、うち的にはあるんです!(強弁)
乱闘のブラッドは金髪ですが純粋に戦闘力を高めた結果色素が抜けている、でありブラッドは基本的に黒or茶です。
スピリットの方々多いです