SmashDX

■モノクロームからの幸せ SmashBros

■モノクロームからの幸せ

私には生と死と戦いしかない。 幼かった私は両親を殺され故郷は虐殺に満ちた破滅を迎えた。 私を救った鳥人族は私に銀河の守護者という使命を与えた。 彼らもまた虐殺された。 アダムと出会い惹かれたが彼も死んだ。 出会った人たちは皆死んでいく。 生と死。白と黒。0と1。世界はそれだけしかない。 銀河の守護者の力と使命、私自身の意思はそれを覆すことなど出来はしない。 誰かに出会いたかった。 いずれ死ぬ存在とわかっていても、1人では生きられないから。 別の世界に呼び出された。 今の私は玩具に私の意思と力を込めただけのものであり、本来の私ではない。 そう支配者に告げられても実感が湧かなかった。 私は私だ。私[…]
■ツインデート SmashBros

■ツインデート

バウンティ・ハンターはスペースパイレーツの拠点に乗り込んだ。 「げぇっ!? また奴らか!」 「サムス・アランか!」 「それだけじゃねぇ、キャプテン・ファルコンもだ!」 これ以上ないほどの死亡フラグであり死刑宣告である。 「くっ、やれ! やっちまえ! ここを奴らの墓場にしてやる!」 そして自らフラグを重ねてしまった。 「今の数はどう?」 「ランクもそれぞれだからな。報酬で競おうじゃないか」 「了解」 好きに暴れまわり、拠点があったという事実すら消してしまった。 「素晴らしいデートだった」 「ああ。奴らの破滅だ」 顔は見えないがお互い笑顔なのはわかりきっていた。 ファルコンハウスでコーヒーとケーキ[…]
■いつか、彼と海に SmashBros

■いつか、彼と海に

宇宙なんて、あたしには遠い世界だと思っていた。 ニュースでやっていたような凄いポケモン――デオキシス、だったかな? そういう特別な存在しか、いないんだって。 世界がごちゃ混ぜになっちゃって、宇宙は急に身近になった。 あたしがプクリンになりたいと言ったら、月の石を取ってくるどころか、本物の月に連れて行ってくれそう。 月どころか、軽く銀河の果てまでひとっ飛び。 あたしの自慢の恋人、ファルコ。 あたしによく落ち着けって言うけど、本当は言い返してあげたい。 「星の海もいいけど、あたしが住んでるホウエンの海も凄く暖かくて、綺麗だよ」 そんな言葉を飲み込む。 “鳥のように自由に”だもんね。 やっぱり、宇宙[…]
◆少年とわたどり SmashBros

◆少年とわたどり

ミュートシティでチルット大量発生!?みたいな。 波多野いわくクランクをポケモンでたとえるとチルットだそうな。 だって進化するとこうなるから。  […]
■Doubtful Coffee SmashBros

■Doubtful Coffee

彼の店に行くのもこれで何度目か。 面倒ではあるけれど、それだけの価値はある。そんな味。 「いらっしゃーい」 ただその日、店の扉をくぐった時かかった声は、彼のものではなかった。 「悪いね。おっちゃんはちょっと野暮用で出かけているんだ。もう少しで帰ってくると思うから掛けといてよ」 言われてカウンター席に掛ける。水が出てきた。 10歳くらいの少年。くしゃくしゃの黒髪。恐らくは地球人種。 こんな子がこの店にいるとは知らなかった。 私の顔をまじまじと見ている。 「どうしたの。私の顔に何かついてる?」 「……あのさ、お姉さんスマブラに出ているサムス・アランじゃないの?」 「そうよ」 私は顔を隠しているが、[…]
■願いは歪み SmashBros

■願いは歪み

黄昏時、ゼルダはハイラル城のバルコニーから、城下町と遙かな平原を望んでいた。 この国は平和だ。 魔王の脅威はなくなり、凶暴化していた生物たちも元のように狩り、狩られ、の営みを行なっている。 ゴロンやゾーラなどの周辺の民族とも軋轢がないとは言わないが、良好な関係を築いている。 街は言うまでもない。かつての傷跡は、少なくとも目に見える形では残っていない。 ゼルダ本人はといえば、これも忙しいとはいえ充実した日々を送っている。 国を導く者としては模範的であろう、と自負している。 趣味の魔法研究も欠かしていない。 それと、最近少数民族の使者に献上された本がなかなか興味深い。 まずその文字や文法を学ぶとこ[…]
▲バートさんのうさぎ天国 SmashBros

▲バートさんのうさぎ天国

日記に以前載せていたネタ絵。ダグラス兄さんのネタは初だー。 難しい顔をしているのは声優ネタ(ガンダム0083のコウ・ウラキ/ニンジン大嫌い)で、標準設定ではありません。 普通にウサギ好きな人だったらロップはちょっと引くんじゃなかろうか(可愛いですけど)  […]
◆照れくさい SmashBros

◆照れくさい

隼さんの髪型が安定しません。 でもこの人の眼の優しさは確かだと思う。 で、じっと見られて何も言えなくなる訳ですな。  […]
■迷惑なヤツ SmashBros

■迷惑なヤツ

大魔王の名に相応しい、強靭な肉体と強烈な炎。 彼こそがカメ族の王、クッパである。 子供と部下たちにも慕われ、順風満帆に見える彼。 だが、そんな王にも、悩みがある。 「……何故皆、マリオマリオと言うのだろう。ワガハイはとてもかなしひ」 彼が勝つと、クッパ軍団は喜ぶ。 しかし他のファンが群がるのは大抵負けたマリオの方だ。 悪の大魔王なのだから嫌われてなんぼ、とは思っている。 だが。 「このパワー、この戦い方! ワイルドでダンディな魅力に溢れているハズ!」 もう少しファンが増えてもいいはずだ。 そしてそれが女性ならもっといい。 ファンは決して少ない方ではないのだが、彼を応援する声は少々野太い。 そん[…]
◆お邪魔します SmashBros

◆お邪魔します

何か考えてみたら異様に萌えた。というわけでクパヨシ。 ヨッシーは両方あるから、区分はBLかもしれないけど……。 和服なのは譲らない。特にクッパ様。  […]
Trick or Treat SmashBros

Trick or Treat

ごちゃ絵です。仮装です。 とりあえず15歳以下を(約2名除く)ピックアップ。ゼオラは私的にはアラドの1つ上なので。 ショタ天使サギ君(羽は自前)リンクは光の賢者です。 ※ハロウィン絵だったのですがお蔵入りしていたものを記念絵にしました。お祭り感が出ているので。ご訪問ありがとうございます!by波多野  […]
■false world SmashBros

■false world

「今日紹介するのはキノコ王国! 麗しき姫君が統治する温暖で賑やかな……」 つけっ放しにしているテレビでは観光地の紹介をしていた。 「まったく、商魂たくましいねぇ。世界がごちゃごちゃになっちゃったっつーのにまず出るのが観光ツアーだぜ?」 ジャックがぼやいた。 数多存在する並行世界が、それぞれを隔てる壁が壊れて混ざってしまった。 学者は原因の究明に追われているし、政治上の問題も起きているのだが、大方を占める一般市民はそんな難しいことには我関せず。 元々広すぎた世界が、もっと広がったと言われても実感が湧かないというのが正しい所。 そして世の中、何が起ころうと、生命がある限りは何だかんだで妥協しながら[…]
■沈黙の空 SmashBros

■沈黙の空

北風がビルの間を駆け抜け、サムスの髪を揺らす。 宇宙港から見た空は青く晴れ、空に浮かぶサーキットもはっきりと見える。 直通ワープは彼にしか使用権限が与えられておらず、宇宙港経由で行かなければならないのだが、それはいいことだと思えた。 どうやって行くか、という楽しみが増えるから。 今日は歩いていこうと思った。 眠らない街とも呼ばれるほど騒がしい所だったが、嫌いではなかった。 ショーウィンドウを横目で見ると、この世界に集まった文化の一端を垣間見ることが出来る。 季節柄贈答品が多いのだが、それも今日まで。 日々変わっていくものだ。 街も、人も、世界も。 流行りの歌と風の中手提げを揺らし、ゆっくりと、[…]
■大好きだから、大嫌い SmashBros

■大好きだから、大嫌い

「私……もうファルコンハウスには行かないことにしたわ」 「ど、どういうことだ!? 何か問題でも!?」 滅多に動揺しない――少なくともそれを表には出さない彼がかなり狼狽していた。 それも無理のない話ではあるが。 「そんなことはないわ。相変わらず美味しいし、皆ともうまく行っている……バートとしてのあなたも魅力的。でも、私の個人的な理由でね」 サムスはそれ以上何も言わず立ち去った。哀しげな表情だった。 そしてそれを追えず、見送るだけの彼。 ――――目の前が真っ暗になる、というのはこういうことを言うのだな。 動揺のあまり他人事のように思ってしまった。 彼女と別れ部屋のベッドで寝転んでも思考が形にならな[…]
■世界で一番誰よりも SmashBros

■世界で一番誰よりも

装備の手入れをしていると、ノックの音がした。 「ファルコ、あたしだよー」 「おう、プリンか。入れ」 答えるや否や勢いよく入ってきてファルコに引っ付こうとする。 「馬鹿、あんま引っ付くなって言ってんだろ。暴発したらどうすんだ」 「爆発なんてよくあることじゃない」 「とりあえずそれに触るな」 引き離すと、膨れ面になる。 ――――ホント、“ふうせん”だよな。 プリンは大版の分厚い本を抱えていた。 アルバムだというのは彼にもわかった。 彼にとっては電子メモリーが常識であるし、あまり思い出をそういう形で残しておくタイプではないけれども。 ただ、プリンはアイドルを称するだけあって部屋にはその手の物が沢山あ[…]
■超音速の乱闘者 SmashBros

■超音速の乱闘者

「本日のF-ZEROグランプリの舞台はお馴染みミュートシティ! しかも、大乱闘スマッシュブラザーズとの共同開催です!」 ミュートシティの青空にF-ZEROの名物実況司会者ミスター・ゼロの声が高く響く。 「そちらはフォックスとミスター・ゲーム&ウォッチ、ルイージとネスのタッグバトル! しかしあちらも大乱闘ならこちらも大乱闘だぁっ! このビッグレースを制するのは誰だ! 今回の注目は……」 「へっ、人の頭の上でのんきに戦いやがって」 ジャックが毒づく。 「人の庭に土足で乗り込んできたくせに、障害物くらいにしか思ってねぇ」 「ジャック、敵を見誤らないで。私たちの目的は」 「レースに勝つこと、だろ? わ[…]
■燃ゆる想い SmashBros

■燃ゆる想い

「なあ、バートのおっちゃんってジョディとサムス、どっちが好きなんだと思う?」 「……? マスターが好きなのはサムスだろ。何でジョディが入るんだよ」 「鈍いくせに何で断言できるかなぁ。リュウに聞いたオレが馬鹿だったのかも知れないけど」 「だって普通にそうじゃないか」 「まあサムスは当然。リュウにわかるくらいだから。でも態度や雰囲気違うのはジョディもだよ」 「俺はサムスだと思うんだけどな。まあどっちでもいいんじゃないか? そりゃF-ZERO嫌いとかだったら反対するけどあの2人じゃ文句つけようがないし」 「……2人とも、そういう話はせめて私に聞こえないようにやってくださいね」 陰でそんな話をされてい[…]
▲変身失敗 SmashBros

▲変身失敗

眼光、笑い方、声のトーン、口調まで完璧変化。でも魔法は使っていません。モードチェンジの条件の1つに「エプロン」があります。あとは「メット」も重要ですね。[…]
■断ち切れぬ矛盾を抱えても SmashBros

■断ち切れぬ矛盾を抱えても

アンディは子供の頃からヒーローやF-ZEROに憧れていた。 中でもキャプテン・ファルコンは彼の理想だった。 大人になって、刑事になって、憧れだけではやっていけない現実があることなどとうに知っていたが、気持ちは変わらなかった。 むしろ、そうであるからこそ、より強く。 ファルコンに助けられたことも、共闘したこともある。 そしてずっと、羨望の眼差しで見ていた。 それだけは、子供の頃から変わらなかったのだ。 転機は急に訪れる。 要塞に潜入した時、ファルコンは既に息も絶え絶えだった。 「キャプテン・ファルコン!」 「間もなくここは爆発する。脱出したまえ……いいか、アンディ・サマー。ファルコンを越えた者だ[…]
■Acter SmashBros

■Acter

スマブラ屋敷の広間。ファルコンがくつろぎながら何かの雑誌を読んでいる。 「バート、何読んでいるの?」 サムスに声をかけられ、ファルコンは困惑した。 確かに彼はバート・レミングでもある――今は素顔で私服だから、そう呼ばれてもおかしくはない。 ただ、どんな格好であろうと彼はスマブラ屋敷ではキャプテン・ファルコンで通している。 だが、そう呼ばれたのならそれに応えるしかない―― 気持ちを切り替えると自然と笑顔になり、目つきも優しくなる。 「F-ZEROの雑誌です。技術系の記事が中心なので一般よりもマニアやパイロット向けとされていますね」 「何か目ぼしい記事があったの?」 「マシンにかかる抵抗が軽減され[…]
■秘密のバート先生 SmashBros

■秘密のバート先生

「ねえ、ファルコン。あなたの顔に傷があるのは何故?」 初めて彼の素顔をみた時から疑問に思っていた。 顔の左側についた大きな古傷。メットを被れば見えないが、素顔になるとかなり特徴的。 戦えば傷つくのは当然だが、治療は簡単なのだ。 実際私の身体には――少なくとも見えるものはついていないし、彼もそれ以外は目立った傷はない。 それである日思い切って聞いてみることにしたのだ。 「……それは君にも教えられない、かな」 軽く笑って受け流す――――やたら説明好きなくせに自分のことになるとすぐこれだ。 しかも聞かれたがっている節があるからタチが悪い。 「治療はしないの?」 「その方がカッコいいじゃないか」 そし[…]
▲彼、彼女の事情 SmashBros

▲彼、彼女の事情

焔のガノ様は王だけど立場弱いです。 何故かリンクはガノと仲良し。 ちなみに食事当番はリンク多めで、ガノ、ゼルダ、ルイージも多いです。[…]
■HappyBirthday!? SmashBros

■HappyBirthday!?

今日は配管工であり世界に羽ばたくスーパーヒーローであり素晴らしい医者であり……まあとにかく凄い人で、そしてボクの兄さんでもあるマリオの誕生日だ。 マリオは本当に凄いから弟であるボクも鼻が高い。 それだけ凄くても、背とジャンプ力はボクの方があるし家事能力は格段にボクの方が上だけどね。 キノコ城では国をあげたパーティーが行われる。ボクは今その準備のお手伝い中。 外にいろといわれたので庭の掃除をしているとまだ時間じゃないのに色々な人がやってくる。 「こんにちは、ルイージ。誕生日おめでとう」 声をかけてきたのはサムスさん。 宇宙船とパワードスーツで銀河を駆ける凄腕のハンター。 ドレスだけど華美じゃなく[…]
■ひとつの余暇の過ごし方 SmashBros

■ひとつの余暇の過ごし方

「貸してもいいけど、姐さんには合わないと思うよ? 姐さんは待つタイプじゃなくて追い詰めるタイプだろ」 そう言うリンクは袋を魚でいっぱいにしながら、なお大漁が続いていた。 ――――その状況を見て難しいと思えという方が無理というものだ。 かといって油断したつもりもなければ手を抜いたつもりもない。 しかし一時間半が経過して未だ釣果はゼロで、そろそろ諦めようかと思っていたところ。 「君は釣りとかやるんだな」 「……何なの。その心底意外だという口ぶりは」 「まあ君が獲るって言ったら銃持って追い回す方だからな」 リンクと同じことを言ってファルコンが後ろから覗き込んでいる。 釣れてないみたいだな、と一言付け[…]
◆大乱闘!? SmashBros

◆大乱闘!?

20代目TOP。スマブラ部屋出来る前に唯一SRW以外でTOP絵になったのがこれ。 キャラ数が多すぎて死ぬかと思いました。 ヨッシーが何か変だ……[…]
テキストのコピーはできません。