PSZ・リュシオルとシェルブ

とりあえず実際書いてみた方が設定固まるかな、的な。
半分は実話的な感じが。
リュシオル、この段階から全然進んでねぇw


同じ場所でも、地区によってエネミーの強さは違います。
物知りなペリコさんによると、エネミーにも棲み分けや役割分担があるんだそうです。
私はようやくギルドに認められ、第二危険レベル地区・ハードへの道が開かれました。
戦いは得意ではありませんが、流石にハンターズとしての血が騒ぎます。
――リュッシーならこの辺も使いこなせるって。頑張れ!
ソウハクさんとヴィオラさんの兄妹に餞別の武器を沢山いただきました。
私はその期待に応えなければなりません。
でも大丈夫です。私だってマザーを倒したのですから。

最初はもちろんグラーシア渓谷です。
私のハンターズデビューもここでした。
だからここは、新たな出発に相応しい場所なんです。
飽くまで私にとって、ですが。
流石はハード。心なしか流れる空気が違います。
今回はサリサさんやカイさんにオギさん、意外なことにレーヴェさんも同行を提案してくれましたが、今回は断りました。
1人で渓谷の風を感じ、初心に返るつもりだったのです。
でももしかしたら、それは一人でも大丈夫などという慢心だったのかも知れません。

いざエネミーと対峙すると、当たらなかったんです。
私の愛用の杖が、全く。
ハードのエネミーは爪や牙が鋭いだけではなかったのです。
彼らはそれ以上に、素早くなっていたのです。
やけになって愛用の日傘を振り回すものの、先端が掠めていくばかり。
敵の猛攻にレスタが追い付きません。
何とか距離を取りグランツを撃ち込みますが、キリがありません。
そして何と、足元の岩に引っ掛かり、転んでしまいました。

――ハンターズ心得。諦めた時が本当の敗北だ。
カイさんをはじめ色々な先輩に言われたことですが、弱気な考えしか浮かびませんでした。
ガルムの群れに、大将のような貫禄のヘリオン。
やっぱり、一人じゃハンターズはやってけないんだ。
気付くのが遅すぎた――そう考えた瞬間のことです。
群れるガルムは十字型に切り裂かれていました。
――――フォトンアーツ、ヒュージクルス。
「大丈夫ですか!?」
そう語りかけてきたのは男性のキャスト。
双小剣使いということはハンターの方。
「だ、大丈夫です!それよりまだ敵が……!」
ヘリオンがこの方に狙いを定めています。
――いつまでも寝ている訳には行きません!
「光よ集え……グランツ!」
閃光にめまいを起こしたヘリオンを、このヒューキャストの方は一刀両断にしてしまいました。
――助かりました。

「やった! 今の連携、いい感じじゃないですか!?」
無邪気に喜ぶ彼は、ヒーローというよりは普通にカッコいい人。
でもそれでいいんです。私たちはハンターズですから。
「俺はシェルブです。よろしく」
「私はリュシオル……見てのとおりのフォマールでございます。よろしくお願いしますね」
興奮気味に右手を差し出す彼に、私も迷わず手を差し出しました。

その後ドラゴンを倒しシティへ戻ると師匠のカイさんがお見通しという顔で笑っていました。
「よう、リュシオル、ボロボロだったみたいだな」
「カイさん!」
「初めての場所に一人で行くなんて危険すぎるぜ。ありがとよ、シェルブ」
さ、流石は私の師匠です。力量を見て援軍が必要だと判断されるなんて!
「どうだ、リュシオルは手がかかっただろ」
「いえ、シフタ・デバンド・ザルア・ジェルンをくまなくかけてくれるんで、戦いやすいことこの上なかったです!」
「ははっ、そりゃそうだ。こいつはテクニックより殴る方が得意なのに殴れないんじゃあな!」
「カイさん!」
「そういえばあらぬ方向へバータを撃っていたような……」
「シェルブさんまで!」
酷いです! 私だってグランツとゾンデは当たるんですから!

とにかく……また新しいお友達が、出来たようです。

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